鍼治療
【鍼治療】
どんな症状に効くのか
鍼灸治療では肩こりや腰痛といった筋肉や関節のトラブルに対応したり、自律神経を介して、様々な体の不調を緩和することができます。
なぜ効くのか
コリや痛みを感じるときは筋肉が硬くなっています。
症状の改善には硬い筋肉を緩ませることが必要です。
そして筋肉が緩むためには力を抜くための物質が必要になります。
そのような物質は血液によって筋肉に運ばれてきます。
ですから、コリや痛みを引き起こしている筋肉を緩ませるためには、硬くなっている部分の血行を促進することがポイントになります。
筋肉局所の循環を改善
鍼の反応として、鍼を刺した部分には血が集まるというものがあります。
そのため、硬くなっている部分に鍼をさすことで、筋肉の血液循環を改善することができます。
それにより、エネルギーを充分に得ることで筋肉が緩み、コリや痛みの改善につながります。
鍼の痛みについて
鍼治療を検討する際に気になるのが治療に伴う痛みはどうなのか?ということだと思います。
率直に申し上げて、鍼治療においてはある程度の痛みはあります。
しかし、痛みの質はず~んと響いて気持ちの良いものだと感じる方が多いようです。
この痛みを受け入れることができるかどうかは個人差があり、実際に鍼を打ってみないと分かりません。
そのため、当院では鍼治療を行う前には患者さんの鍼刺激に対する感受性を確かめるテストを行います。
テストの方法
テストの際は最も細く刺激の少ない鍼を使います。
腕などに試験的に一本鍼を打ちます。
患者さんに鍼をした際の痛みや感触を伺います。
鍼を刺した感触が抵抗なく受け入れることができるようであれば本格的な治療をおこなっていきます。
感触が苦手で自分には合わないというときは遠慮せずお伝えください。
苦手意識がある方に鍼をすすめることはありませんのでご安心ください。
鍼の作用
▢筋弛緩作用
コリを形成している筋肉に鍼の刺激が加わり自律神経を介した反射がおきることで、局所の血流を改善。頑固なコリを持つ筋肉の緊張を和らげる効果があります。
▢鎮痛作用
鍼の刺激が痛みを感じる神経に影響を与えることで、痛みを緩和する効果があります。
▢ピンポイントでの効果
鍼治療では手が届かない深部の筋肉にもダイレクトに刺激を加えることができるため、悪くなっている部分にピンポイントで効果を出すことができます。
▢即効性
鍼刺激を加えてからの体の反応は早く、施術後には体が軽いというような変化を感じていただけると思います。
実際の流れ
【使う道具】
当院で使用している鍼です。使い捨てタイプで滅菌処理もされているため、毎回きれいな鍼で治療を行うことができます。
【患部の触診】
まずは、患者さんの悪くなっているポイントはどこなのかを実際に手で触れて確かめます。
【消毒】
鍼に触る際は必ず、施術者の手指と患者さんに鍼を打つ場所の消毒を行います。
【刺鍼】
患部の特定・消毒の後に実際に鍼を打っていきます。鍼が響くと気持ちが良いですよ
【後消毒】
鍼抜いたあとは最後にもう一度消毒を行います。
鍼治療はコリや痛みに大変有効な施術ですが、なかなか馴染みがないというのが正直なところだと思います、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。